浮気の慰謝料は100~500万円、平均300万円というのが一般的です。また、最近では浮気相手へ慰謝料を請求することも一般的になってきていますが、こちらの相場は100~150万円程度になっています。

慰謝料を決める要因ですが、最も大きいのは婚姻期間と内容です。相手の収入は、あまり考慮されません。(パートナーが高額所得者だからといって、高額な慰謝料を請求できるとは限りません。)

婚姻期間が10年くらいで200~300万円、3年以下で100万円、30年を越えるような場合では、800万円近くになることもあります。

内容というのは、たとえば、浮気の証拠がたくさんあるのに、あくまでシラを切りとおし、パートナーに苦痛を与え続けたというような悪質なケースだと、慰謝料の額はあがります。

DV(ドメスティックバイオレンス)が絡んでいると、1000万円を超えるケースもあります。

ただし、こういった特殊なケースを抜きにすれば、慰謝料が1000万円を超えることは、まずありません。

尚、精神的苦痛に対する慰謝料には、相場というものはないので、いくら請求しても構わないのですが、払えない金額を請求しても、相手に払ってもらえないなら意味がありません。

よって、パートナーの状況を考慮したうえで、現実的な金額を請求することが重要です。

例えば、年収が300~500万円に人に、800万円請求したとしても、払えない可能性は高いでしょう。

分割払いを希望されることもよくあるようですが途中で払わなくなってしまう可能性がありますので、出来る限りは一括払いで支払える金額を決めた方が良いでしょう。

また、請求金額よりも低い金額に決まって落ち着く傾向にありますので、始めから少し多めの金額で請求をしておくのが、1つのテクニックです。